ダイバーシティ Diversity

01.EPA3人対談 特別養護老人ホーム 白金の森 ジュイタ 特別養護老人ホーム 白金の森 セプティ 特別養護老人ホーム かわいの家 ラム

セプティ

セプティ
(インドネシア)
平成26年12月配属

ジュイタ

ジュイタ
(インドネシア)
平成25年8月配属

ラム

ラム
(ベトナム)
平成26年8月配属

EPAとは

各国との経済連携協定に基づき、インドネシア、フィリピン及びベトナムからの外国人看護師・介護福祉士候補者の受け入れを行っている。外国人の就労が認められていない分野で、候補者本人が国家資格の取得を目指すことを要件の1つとして、研修など一定の要件を満たす病院や介護施設での就労を特例的に認める制度。

日本で介護の仕事をするのは良い経験になるかなと思って申し込みました。

― みなさん海外から日本へ来て介護のお仕事をされていますが、「介護の仕事に就こう」と考えたきっかけを教えていただけますか?

ジュイタ:いつか外国で働きたいなと思っていたときに、友達からEPAのプログラムについて聞き、日本で介護の仕事をするのは良い経験になるかなと思って申し込みました。もともと看護師の資格を持っているので、それを活かすことができるかなとも思っていました。

セプティ:日本に来る前は介護の仕事について全然知らなかったのですが、大学の先輩が北海道にいて、Facebookなどで連絡を取っていろいろと話す機会がありました。その先輩からEPAの制度について聞き、「日本で介護の仕事ができたら、良い経験になるだろうな」と思ったので試験を受けました。

ラム:もともと日本に興味があり、みなさんと同じように若いうちに外国で働くという経験をしてみたいと思っていました。EPAのプログラムに惹かれて、家族に相談したら「いいと思うよ、申し込んだら?」と言ってもらえたので試験を受けたんです。

― 海外(日本)で生活してみて「ここが大変」というポイントがあれば聞かせてください。

ジュイタ:最初の1年は日本語も分からないし、文化もインドネシアと全然違うし、近所の人も誰がどこに住んでいるのかも分からなかったです。引っ越して2週間くらい経って、やっと両隣の方の名前を知って挨拶をしたりして、「こういう生活はちょっと……?」と思ったりもしました(笑)。インドネシアだったら地域の人はみんな顔見知りで、「あの人はあそこの家の人」と言えるくらいなんです。日本のご近所づきあいは難しいなぁと思いましたね。あとは物を買う時もインドネシアの物価と比べて高いなぁと。日本に来てすぐの研修期間は、時差ボケで夜眠ることができなかったのも大変でした。今は慣れましたし、みんな優しくて夜道を1人で歩いても怖くないし、ずっと日本にいられればいいなと思っています。

セプティ:私もジュイタさんとだいたい同じですが、それ以外だと季節ですね。インドネシアだと、たまに雨季がある以外はずっと夏のように暑い季節が続くんですが、日本の、寒いときはすごく寒くて暑いときはすごく暑い、というのは大変でした。私はイスラム教なのですが、夏の時期にラマダン(断食)があるので、そのときが一番大変ですね、食べものも飲みものもダメなので。でも職場の方たちが理解してくれていますので「断食のときはあまり無理しないで」と言ってくれて、とても助かります。奉優会の方たちの助けもあり、今は日本にも慣れて生活できています。

ラム:最初は言葉が大変でした。ベトナムから1人で日本に来たんですが、最初は一人暮らしも寂しかったです。仕事も最初はなかなか慣れなかったので、初めての介護の仕事なので、ご利用者様とコミュニケーションを取るのに困りました。

ご利用者様から「ありがとう」と言ってもらえるのは、やっぱり嬉しい

― みなさん初めて介護の仕事を経験されたとのことですが、仕事をするうえで大変だったことはございますか

ジュイタ:そうですね、最初はコミュニケーションが大変でした。ご利用者様が何をしたいのか、どうしたらいいのかが全然わからなくて。英語で話しても伝わらないし、日本語がまだまだできなかったので。いっぱい話したいことはあるんですが、日本語が出てこなくて。仕事内容自体は看護師の仕事と似ているので、そんなに難しいなとは感じなかったんですが、家に帰ってからも勉強しなければいけないのは大変でした。

セプティ:まだ日本語がうまく話せなかった頃に、ご利用者様にコミュニケーションを拒否されてしまうことがあって「だめだなぁ」と落ち込んでしまうこともありました。でも、どうしたら良いコミュニケーションが取れるようになるか勉強して、今では大丈夫になりました。

ラム:私も大変だったのはコミュニケーションですね。あとはベトナムと日本ではお風呂の習慣が違うので、最初はご利用者様の入浴介助のやり方に慣れるのも大変でした。ベトナムはシャワーだけで、バスタブを使う習慣がないんです。

― 介護の仕事をしていて嬉しかったことや、やりがいを感じたエピソードを教えてください

ジュイタ:嬉しいことはいっぱいあります。その中でも一番は、大変な時にご利用者様から「ありがとう」と言ってもらえることです。すごく大変なときでも「ありがとう」と言ってもらえるだけで癒されますね。あとは、ご利用者様から入浴を拒否されてしまうことがあるのですが、「お風呂に行きますよ」と声をかけたときに「はい、行きましょう」と言ってもらえる瞬間も嬉しく感じますね(笑)

セプティ:特別養護老人ホーム(特養)で働いていると、長くご利用者様と関わることができるので、「ありがとう」と言ってもらえるのは、やっぱりすごく嬉しいです。自分がご利用者様の役に立てたと実感できるときは嬉しいし、信頼していただいてご利用者様に名前を覚えてもらえるのも嬉しいですね。

ラム:ご利用者様と一緒にレクリエーションできることが楽しいなと感じます。みなさん笑顔でいつも優しくしてくれるので、一緒に楽しんでくれている姿を見ていると嬉しいなと感じます。

楽しいこともいっぱいあります。どんな仕事でも大変なことはありますが、頑張ればそれだけの達成感があります。

― 職員同士のコミュニケーションも重要かと思いますが、奉優会の職員の方とはどのような関係を築けていますか?

ジュイタ:周りの職員の方は学校を卒業したばかりくらいの方が多いので、みなさん"仲間"という気持ちです。私たちは勉強会があるのですが、「今日は勉強会ですか? 大変ですね」と声をかけてくれたり、応援してくれます。事務所の方も試験前などには「頑張ってください」とメッセージを送ってくださるんです。

セプティ:急に勉強会の日が変わってしまい、そのことを伝えると主任は「じゃあ調整しますね」と助けていただけるので、すごく嬉しいです。「この仕事は難しいです」と言えば「じゃあ手伝いますよ」と言って、助けてくれます。

ラム:私も毎日楽しく仕事できています。休憩のときも、いつも同僚と一緒ににぎやかに話しています。

― 将来、日本で介護の仕事をしてみたいと思っている海外の方々に、どのようなアドバイスを送りますか?

ジュイタ:最初は大変だと思うけれど、支えてくれる仲間がいます、最後まで頑張ってください。

セプティ:大変ですが、頑張れば夢に近づきます!

ラム:楽しいこともいっぱいあります。どんな仕事でも大変なことはありますが、頑張ればそれだけの達成感があります。

02.高卒職員インタビュー 特別養護老人ホーム 白金の森 松村 康祐

松村 康祐

松村 康祐
高校卒業後、平成27年に入職。

入職してからいろいろな介護の仕事を経験できるチャンスがあると思い、それが決め手になりました。

― 現在、入職されて2年目ということですが、介護職を就職先として選んだ理由を教えていただけますか?

中学、高校時代に職場体験があり、私は介護福祉施設で体験をさせていただきました。そのときに現場の職員の方から、ご利用者様とのコミュニケーションが上手いと言っていただき、「介護職の道に進んでみては?」と勧められたことがきっかけでした。

就職を考えて活動をしているときにも、いろいろな介護施設を見学させていただいたのですが、その中で「自分はこの仕事で働いていけそうだな」と思い、介護の道を選びました。

― 現在はどのような業務を担当されていますか?

1年目は、ご利用者様のトイレ介助やお風呂の介助をやらせていただきました。現在は2年目になり、リーダー業務としてフロアの管理も行っています。

― 就職活動中にさまざまな施設を見学されてきたとのことですが、奉優会を就職先として選んだ決め手は?

これまで見学してきた施設は奉優会とは違い、デイサービスならデイサービスだけといったように、他に事業所を持たない施設が多かったんです。

奉優会はデイサービス、小規模多機能型など、いろいろなジャンルの事業所があって、入職してからいろいろな介護の仕事を経験できるチャンスがあると思い、それが決め手になりました。

― 社会人になって感じたギャップなど、「今までとは違うな」と感じたことは?

ひとりの社会人として、親や身近な人たちがちゃんと大人として見てくれるようになったことが、今までとは違うと感じるポイントでした。いま少しずつ社会人としての経験を積み、自立に向けて生活していることから、周りも一人の大人として扱ってくれるようになったと感じています。

あとは学生時代とは生活リズムがガラッと変わったこと大きいですね。高校生活は決まった時間に起きて学校へ行き、部活や生徒会をこなしてから帰るというスケジュールだったのですが、入社してからは早番や遅番などで勤務時間が変わるため、最初は対応できるようになるまでが大変でした。

遅番勤務が続いた後に早番勤務になったりすると体力的につらかったりもしましたが、今ではすっかり慣れたので大変に感じることはありません(笑)

リーダーには慌てず冷静に、安全と効率を考える視点が必要だよ」とアドバイスしていただいたことがあります。これにはとても共感・納得できたことを覚えています。

― 介護職員として、実際に働いてみて大変だったことや困ったことはありましたか?

入職したときは、例えば「この方はトイレに行きたいようだけれども、別のご利用者様もトイレに行きたいらしい……」というとき、どうしたら良いのだろうと悩んだりとか、興奮されているご利用者様に厳しい言葉を頂いて落ち込んでしまったりとか、大変なことはたくさんありました。

今になって考えてみれば、トイレに行きたいご利用者様が2人いらっしゃったら、自分一人で悩まず、ほかの職員に声をかけて連携して対応したり、興奮されているご利用者様には同じ目線になって3分だけでもお話を聞いてあげると落ち着いてくださるとか、対処方法は学べているのですが。1日1日が勉強で、毎日いろいろと学ばせていただいています。

― プリセプター制度があると伺っていますが、松村さんの担当になった先輩職員はどのような方でしたか?

私のプリセプターの方は、私と同じで高校を卒業してから新卒で入社した方でした。上司の配慮で、境遇が似ている人を担当にしてくれたようで、私と同じようなことで困ったり悩んだ経験があるということで、相談しやすかったです。「昔は私もこういうことがあったよ」という経験談も交えながら業務を教えていただいたので、頭に入ってきやすかったです。

リーダー業務を始めたばかりの頃に、何人かのご利用者様を就寝前にお手洗いへお連れして、その後、歯みがきなどの口腔ケアを行うのですが、あたふたしてしまったことがありました。事故はなかったものの右往左往してしまい、見守りが不十分だったかもしれないと落ち込んでいたのですが、プリセプターの先輩に「私も最初はそうだった。でも冷静に考えて、まず転倒リスクがある人を最初に対応して、そのあとに他の人をご案内する方がもっと安全にできるよ。リーダーには慌てず冷静に、安全と効率を考える視点が必要だよ」とアドバイスしていただいたことがあります。これにはとても共感・納得できたことを覚えています。

(※プリセプター制度について)

― 「この仕事をしていて良かった」と思う瞬間は?

ありきたりかもしれないですが、やっぱりご利用者様に「ありがとう」と言っていただけることが一番心に響きます。

他には栄養士の方や他の職種の方々と協力して、自分でご飯を召し上がらなかったご利用者様が食べてくださるようになったときに嬉しいなと感じました。人の命や人生の役に立てたと実感できた瞬間に「やっててよかったな」と感じますね。

― 春には新しく後輩職員が入ってきますが、どのようにサポートをしていきたいですか?

自分は全くの未経験でこの世界に入ってきたので、業界未経験の後輩が入ってくれたら、未経験者としてアドバイスをしたいです。右も左もわからない状態でこの業界に入っただけに、つらかったことだけでなく嬉しかったことも後輩と同じ視点でたくさん伝えられると思うので、そこは積極的に伝える努力をしていきたいです。

お話を笑顔で聞いたり、悲しいときに励ましの言葉をかけたりといった気遣いを大事に働きたいと思う方が、介護職に向いているのではと思います。

― 仕事において、また私生活において、現在の目標を教えてください

そろそろ介護福祉士の資格試験が始まるので、その勉強をしながら、いま以上にもっと施設の模範になる職員になれるように努力したいです。自分が成長することで、施設自体が地域から信頼されるようにしていきたいです。

私生活の面では一人暮らしすることを目標に、完全に自立できればなと思います。その中でも親のありがたみを忘れずに生活していきたいと思っています。

― 介護業界にも興味があるけれど進路に迷っている学生に向けて、介護職をPRするとしたら、どう魅力を伝えますか?

介護職は、ご利用者様とコミュニケーションをとりながら信頼関係を築いていく中で、様々な感動を体験できる仕事だと私は思っています。

日ごろから自然な笑顔を大事に仕事をしたい方や、ご利用者様の「昨日、娘が来たのよ~」というお話を笑顔で聞いたり、悲しいときに励ましの言葉をかけたりといった気遣いを大事に働きたいと思う方が、介護職に向いているのではと思います。

― 奉優会はサークル活動も盛んだと伺いました。松村さんはサッカーサークルに入られているそうですが、活動内容を教えていただけますか?

近所の小学校や中学校のグラウンドを借りて、みんなでサッカーを楽しんでいます。グラウンドの予約状況や業務の都合などにもよるのですが、月に1、2回は活動しています。場合によっては毎週のように活動することもあります。

サークル活動のメンバーはそれぞれ働いている事業所も別々で、さまざまな方と関わることができるのがいいところだと思います。中には経営陣の方もいらっしゃるのですが、サークル活動中に顔と名前を覚えていただいて、仕事のときに「この間、サークル活動で会ったよね」と気軽に声をかけてくださることもあるんですよ。

ダイバーシティの取り組み

奉優会は、社会貢献を使命とする社会福祉法人として、多様性=ダイバーシティを重視した採用に取り組んでいます。
外国籍の方も、障害をお持ちの方も、社会復帰を目指す方も、「自分らしく」活躍できる法人でありたいと考えています。

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